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救急ヘリ病院ネットワーク
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教えて!ドクターヘリのこと
医師(いし)や看護師(かんごし)がヘリにのって患者(かんじゃ)さんを助けるドクターヘリ。どんなふうにしてケガをした人や病気の人を救うの? だれでもドクターヘリをよべるの? いろんなギモンをフライトドクターにきいてみたよ!
Qドクターヘリって、救急車(きゅうきゅうしゃ)とどこがちがうの?
A「のる人」がちがうよ。救急車(きゅうきゅうしゃ)にはのるのは救急隊(きゅうきゅうたい)の人たち。ドクターヘリにのるのは医師(いし)や看護師(かんごし)だから、メスや薬を使った「治療(ちりょう)」がすぐにはじめられるんだ。
Qなるほど、そんなちがいがあるんだね。ドクターヘリ、日本ではいつから飛んでいるの?
A2001年4月から、本格的(ほんかくてき)にスタートしたよ。1995年の阪神・淡路大震災(はんしんあわじだいしんさい)のときに、災害(さいがい)にあっていない病院に患者(かんじゃ)さんをいち早く運ぶために必要だといわれるようになったんだ。
Qへぇ、そうなんだ。家族がケガをしたら、ぼくもドクターヘリをよべるの?
Aふつうの人はドクターヘリをよべないんだ。119番通報(つうほう)を受けた消防(しょうぼう)や、患者(かんじゃ)さんのところに行った救急隊(きゅうきゅうたい)が必要だと判断(はんだん)したときに、ドクターヘリをよぶんだよ。
Q「必要だと判断(はんだん)する」って、どういうこと?
A一秒でも早く治療(ちりょう)をはじめないと死んでしまうという、重症(じゅうしょう)の患者(かんじゃ)さんだと判断(はんだん)したときだよ。
Qドクターヘリで運ばれたら、患者(かんじゃ)さんがお金をはらうの?
A救急車(きゅうきゅうしゃ)と同じで、患者(かんじゃ)さんはお金をはらう必要はないよ。ただ、治療(ちりょう)にかかったお金や薬代は、はらわなくちゃいけないけどね。
Qドクターヘリのお金はいらないんだね。ところで、どんな場所にヘリコプターはおりるの?
A学校のグラウンドや公園、河川敷(かせんじき)などの広い場所だよ。あらかじめ「ドクターヘリをおろさせてください」とお願いしてあるところがほとんどで、その中から、患者(かんじゃ)さんをのせた救急車(きゅうきゅうしゃ)とドクターヘリがいちばん早く合流できるところを消防(しょうぼう)が選ぶんだ。この場所は、ランデブーポイントとよばれているよ。そして、消防(しょうぼう)から連絡(れんらく)を受けるCS(シーエス)という人がいて、無線でドクターヘリに連絡(れんらく)するんだよ。
Qそうなんだ。もし、ケガや病気で家族が運ばれることになったら、つきそいとしてドクターヘリにいっしょにのれるの?
A患者(かんじゃ)さんが小さな子どもなど、家族がいっしょのほうがいいとフライトドクターが判断(はんだん)して、パイロットがゆるしたときにのみ、のることができるよ。
Qヘリコプターって、飛んでいるときゆれないの?
A強風など天候が悪いのときはゆれるけど、ふだんはあまりゆれないよ。
Qドクターヘリって、日本以外にもあるの?
A世界で最初にドクターヘリを使いはじめたのは、スイスだよ。今は、アメリカ、ドイツ、オーストリア、フランス、イギリス、イタリアなど世界各国で活躍(かつやく)しているよ。