18日午前10時35分ごろ、小林市東方の市道修繕工事現場で、同市北西方、建設作業員、川野初雄さん(74)がのり面で作業中、約5メートル下に投げ出された。川野さんは背中などを強く打ち、意識不明の重体。
小林署の調べでは、川野さんはパワーショベルを操縦して土のうを下ろす作業中だった。その際パワーショベルが傾き、運転席から投げ出されたとみられる。
県内ではこの日からドクターヘリが運用を開始し、川野さんはドクヘリで現場から宮崎市の宮崎大学医学部付属病院に搬送された。
西諸広域消防本部によると、午前11時5分に出動を要請。収容後ヘリが病院に戻ったのは午後0時7分だった。病院と現場は直線で約30キロ。救急車では片道約45分かかるという。
同大によると、ドクヘリの運航時間は午前8時半から日没30分前まで。初日は午後5時までに2件出動した。
(2012年04月19日 毎日新聞)