認定NPO法人
救急ヘリ病院ネットワーク
HEM-Net

ニュース&アーカイブ
ニュース
関西広域連合、ドクターヘリ拡大 徳島10月メド運航<日本経済新聞>
2012.04.25

 関西広域連合はドクターヘリの運航地域を拡大する。徳島県が10月ごろにヘリの運航を新たに始め、同県内から兵庫県淡路島までをカバーする。大阪府は2012年度中に運航地域を京都府南部に広げる予定だ。複数のドクターヘリが地域を補完し合うことで、府県の境界を超えた広域的な医療体制の実現を目指す。

 近畿を中心に2府5県が参加する広域連合の管内では現在、兵庫県豊岡市の公立豊岡病院を基地病院として運航するドクターヘリなど3機が運航している。豊岡病院が拠点のヘリの11年度の出動件数は10年度比1.5倍の1254件だった。

 徳島県は県立中央病院(徳島市)を基地病院にヘリの運航を始める予定。同県内に加え、半径70キロ圏内の淡路島もカバーし素早い救護を目指す。

 大阪府のドクターヘリは大阪大学医学部付属病院(吹田市)を基地病院に、大阪府と滋賀県、和歌山県、奈良県を担当している。12年度中にも運航範囲を京都府宇治市や八幡市などにも広げる。

 広域連合はドクターヘリの未整備地域を解消するため、兵庫県南部への追加配備も検討する。(2012年4月21日 日本経済新聞)