HEM-Netでは、11月17日(月)に会場参加とオンライン視聴のハイブリッド方式で「ドイツ、イギリスのドクターヘリ事情」をテーマに国際講演会を開催しました。
ドクターヘリの夜間運航については、HEM-Netにおいて、かねてより調査研究を行ってきており、本年5月には、現ADAC(ドイツ自動車連盟)のDr. Johannes Strobelの協力を得て「ドイツHEMS の夜間運航に関する実態調査報告書」を公表したところです。
そこで、同氏とともに、イギリスのドクターヘリ事情に詳しい著名な病院前救急医療・麻酔コンサルタントで あるDr. Cosmo Scurrをお招きし、国際講演会を開催しました。
講演会では、HEM-Net篠田会長の挨拶に引き続き
① Dr. Johannes Strobe(ADAC Air Rescue Germany)から「ドイツのドクターヘリ活動と夜間運航の状況について」

② Dr. Cosmo Scurr(Consultant in Prehospital Emergency Medicine)から「イギリスのドクターヘリの歴史と現状について」

③ 両氏の招聘にご尽力いただいた大森一彦医師(順天堂大学静岡病院救命救急センター長)から「現地でのヘリ搭乗経験を踏まえた日本における夜間運航の可能性について」

それぞれ各氏にご講演いただくとともに、講演者とフロアとの質疑応答(意見交換)を行い、最後にHEM-Net鷺坂理事長の挨拶で終了しました。
当日は、会場・オンラインを合わせて、250名を超える皆様に登録・ご参加をいただき、ドイツおよびイギリスのほか、デンマークも含め貴重な欧州のドクターヘリ事情を皆様とともに共有することができ、大変貴重な機会になりました。