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ドクターヘリきょうから運用 <読売新聞>
2012.04.23

 宮崎市の宮崎大医学部付属病院が18日から運用するドクターヘリの運航開始式が17日、同病院で開かれた。九州でのドクターヘリ運用は福岡、長崎、熊本、鹿児島に次いで5県目。年間400回の出動を見込んでおり、急患の搬送時間短縮などによる救命率の向上が期待されている。(尾谷謙一郎)

 式には河野知事や菅沼龍夫学長ら90人が出席。河野知事は「県民待望のドクターヘリで、県内の救急医療が大きく前進する。しっかりと機能を果たすよう、関係機関の力を合わせて運用に努めたい」と語った。菅沼学長は「ドクターヘリは救急医療充実の切り札。活躍できるよう大学も一体となって取り組みたい」と述べ、テープカットをして祝った。

 ドクターヘリは救急隊員らの要請に基づき、医師や看護師が同乗して出動する。県内に279か所の離着陸場を設け、医師が救命措置を施した後、症状の度合いに応じてヘリや救急車で医療機関に搬送する。

 県医療薬務課などによると、県内全域で出動要請から30分以内に医師の初期治療が可能になるという。原則、午前8時半から日没30分前まで運航する。

2012年4月18日  読売新聞)