北東北3県で連携したドクターヘリの運用実績は本年度上半期で26件に上ることが26日、青森県ドクターヘリ運航調整委員会で報告された。同県内の半年間の出動要請は計525件、出動は計482件だった。
県医療薬務課によると、広域運航上の青森の出動は岩手からの要請で6件、岩手は秋田からの要請で20件、秋田の出動はなかった。3県連携が本格始動した前年度の出動実績は計20件で、内訳は青森が12件(岩手からの要請9件、秋田3件)、岩手が7件(青森1件、秋田6件)、秋田が岩手からの1件だった。
また、青森と八戸を拠点に2012年10月から2機体制で運航している青森県の上半期の実績のうち、青森の出動は224件、八戸は258件。一方のヘリが出動時、他方が既に出動中といった2機体制の効果が認められたケースは68件(前年同期78件)あった。
委員会は、これまで出動にカウントしていた離陸前キャンセルの取り扱いを、全国の傾向に倣って不出動に変更する議案を可決した。過去2カ年にさかのぼって実績値を変える。(2015年10月27日)
北東北の連携運用は26件<河北新報>
2015.10.27