交通事故から国民の尊い命を守り、後遺症を軽減する方策の一つとして、HEM-Netでは、これまでの緊急通報システム(ヘルプネット)をさらに発展させたドクターヘリ等の出動を目指す『救急自動通報システム(D-Call Net)』を検討してきた。
このシステムは、交通事故時に車両から自動発信される車両情報から車内乗員の被害程度を予測し、一定以上の傷害が予想される場合には、救命救急に係わる関係機関の救助活動を早期に起動させることによって、交通事故時の救命率を向上させ、後遺症発生リスクを低減させることが可能であり、今秋から試験運用が開始される。
本シンポジウムでは、「救急自動通報システム(D-Call Net)とドクターヘリの連携」と題して、D-Call Netにおける傷害予測手法とその検証結果及び効果予測、ドクターヘリとの連携等について、救命救急に係わる消防機関や医療機関、緊急通報の仲介を行うコールセンター、D-Call Net搭載車両の開発・普及に係わる車両メーカー、その他関係機関から報告していただき、D-Call Netの理解とさらなる普及促進を図る。
ご参加の場合は、会場設営の都合もございますので、、出席連絡票に所定の事項をご記入の上、11月20日(金)までに、事務局あてにFAXにてお送りください。