美波町木岐の町立木岐小で30日、児童や近くの住民らを対象とした徳島県ドクターヘリの見学会が開かれた。
同校グラウンドに降り立ったドクターヘリを前に、看護師や操縦士が「子どもからお年寄りまで乗せることができます」「中央病院からここまでは、11分程で到着します」などと説明。児童らは積んでいるストレッチャーを見たり、内部の座席に座ったりした。6年生の前田陸登君(11)は「人の命を助けるためにどこにでも行くドクターヘリはかっこいい」と話していた。
県医療政策課によると、県のドクターヘリは2012年10月に就航し、13年4月から関西広域連合が事業主体となって運航。県立中央病院(徳島市蔵本町)を基地病院に県内全域をカバーする。2013年度の出動回数は376回、14年度は414回だった。(2015年7月1日読売新聞)