鹿児島県は、ドクターヘリによる新生児搬送の安全対策強化へ、自動式人工呼吸器など専用搬送システムの導入費用3150万円を、ヘリを運用する鹿児島市立病院に対し助成する。関連費用を9月定例県議会に提案する2013年度一般会計補正予算案に盛り込んだ。国の地域医療再生臨時特例基金も活用する。
市立病院によると、12年度、ドクターヘリを使って搬送された全国の妊婦と新生児合わせて110件のうち、鹿児島県は3分の1超の40件を占める。離島やへき地を多く抱えるうえ、産科医不足が顕在化していることから、今後も需要が高いとみて、導入を決めた。(2013年9月6日 南日本新聞社)
ドクターヘリに新生児搬送機器導入へ 鹿児島県 〈南日本新聞社〉
2013.09.09