医師や看護師がヘリコプターで救急現場に駆け付けるドクターヘリ（ドクヘリ）の運航が18日から、本県で始まる。基地病院の宮崎大医学部付属病院（宮崎市清武町、池ノ上克病院長）で17日、運航開始式が行われ、医療や消防、行政関係者約150人が救命率向上への期待を込めて祝った。
ドクヘリは119番通報を受けた消防機関が患者の症状を確認後、出動を要請。同病院から医師2人と看護師1人が現場に向かう。ヘリは県内全域へほぼ30分以内で到着。臨時ヘリポートとして指定している279カ所の公園や校庭などで、患者を乗せた救急車と落ち合う。ヘリには超音波診断装置や人工呼吸器などが備えられており、現場で医師らが救命処置を始める。
（2012年04月18日 宮崎日日新聞）