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ドクターヘリ、兵庫・豊岡病院に常駐 4月後半開始 <日経ネット>
2010.02.22

兵庫県は京都府、鳥取県と共同運航するドクターヘリ事業の概要をまとめた。公立豊岡病院(兵庫県豊岡市)に救急救命機器を搭載したヘリコプターと医師らを常駐させ、兵庫県但馬地域や京都府丹後地域、鳥取県東部との間を15分前後で結ぶ。患者を受け入れる着陸地点は3府県合計で約300カ所となる予定。運用開始は4月後半からとなる見込みで、年間300回の患者搬送を想定している。

 3府県が運航するドクターヘリは、フランスのユーロコプター製「EC135」を使用。操縦士や医師、看護師を含め最大6人が乗り込み、2人の患者を搬送することができる。運航や整備はヒラタ学園(堺市)に委託する。

 豊岡病院に救急救命センターがあることから拠点を置く。担当医師は4月から9人体制となる。運航管理や連絡用の施設を敷地内に建設中で、3月に完成する予定だ。

 兵庫県の但馬地域の駐車場や学校のグラウンドなど118カ所を着陸地点に指定。ここに救急車を走らせ、ヘリコプターで患者を運ぶ。他の2府県も同程度の地点を設ける見込み。 (2010年2月17日 日経ネット)