・HEM-Netシンポジウム
ドクターヘリと消防防災ヘリのコラボレーション
東日本大震災の教訓を踏まえて
基調講演 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科教授 土居弘幸
パネリスト冒頭発言要旨
東日本大震災におけるドクターヘリの活動と課題
災害医療センター臨床研究部長 小井土雄一
緊急消防支援隊と消防防災ヘリコプター
総務省消防庁応急対策室長 高橋哲郎
東日本大震災での課題 ドクターヘリ基地病院の立場から
ドクターヘリ基地病院連絡協議会委員長 猪口貞樹
東日本大震災の経験から
福島県立医科大学附属病院救急科部長 田勢長一郎
青森県ドクターヘリ内を守るか外へ出るか
八戸市立市民病院救命救急センター所長 今明秀
災害時におけるドクターヘリの活動について
厚生労働省医政局指導課長 井上誠一
パネルディスカッション要旨
ドクターヘリと他のヘリとの連携は必要ではないか
ドクターヘリの任務をDMATに連動して急性期に限定するのではなく幅広に捉えていく必要がある
知事の管轄下にあるドクターヘリも大きな災害が起きたときに消防防災ヘリと同様、国という立場からの指示を与えることが必要ではないか
被災地に出動中に地元でドクターヘリを必要とする事案が発生することが考えらえる
ドクターヘリが被災地に出動する場合緊急消防援助隊のように第一波で駄目な場合に第二波といった工夫
現在の航空法施行規則第176条第二号では消防機関等の依頼通報がないとドクターヘリは被災現場に着陸
できない
実際問題として大災害時に消防等からの依頼通報はほぼ困難
第一号に格上げして消防防災ヘリ等と同様自己判断で着陸できるようにしてほしいと考える
厚生労働省の検討状況はどうか
ドイツでは大災害宣言が発令されると州の災害活動法によってすべての消防隊警察鉄道警察国境警備隊
ドイツ自動車連盟といった民間救助グループは災害対策本部のもとに統括され郡役所が指揮をとる仕組み
大災害宣言ということを含めると防災基本計画にきちんと位置づけなければならない
DMAT範囲外の亜急性期48時間を超えて4日5日たった後あるいは慢性期にさまざまな病気が出てくる
患者に対してドクターヘリのニーズがあるのではないか
実際の災害対策本部の中にドクターヘリのことを分かっている者を事実上とにかく入れておくのが大切
運航会社からの指摘DMAT傘下で動いた場合のパイロットや整備士の身分と補償の問題
ロジスティックの問題何の情報もなくてどういう形で安全を担保した状態でフライトをやっていくのか
フライトドクターからの指摘
現場で働く者同士が相手のことを知る機会がもっと増えていけば現場に行ったときより密着できるのは
文責HEM-Net副理事長篠田伸夫
・ドクターヘリ安全研修会始まる
ドクターヘリ特別措置法にいう助成金交付事業の第1号事業
2010年9月からドクターヘリ搭乗医師看護師研修助成事業を実施
第2号事業として2011年9月からドクターヘリ安全研修会
日本医科大学千葉北総病院ドクターヘリ安全研修会
東海大学医学部付属病院ドクターヘリ安全研修会
シンポジウム ドクターヘリの安全運航上の現状と課題
運航会社の安全に対する取り組み
朝日航洋株式会社東日本航空支社 関口英男
BriefingReportにおける安全運航面からの現状
東海大学医学部付属病院外科学系救命救急医学講師 守田誠司
BriefingReport問題事例と課題
東海大学医学部付属病院高度救命救急センター看護主任 山﨑早苗
ドクターヘリの現状と課題
愛川町消防本部半原分署第一警備隊救急隊長 熊坂文好
足柄消防組合消防本部警防課主幹 高橋和浩
・HEM-Netレポート
患者輸送50年海上自衛隊長崎航空基地を訪ねて
大村航空基地 海軍航空隊の拠点として開設
ヘリコプターによる西方海域の哨戒と防衛捜索と救難救急と患者輸送災害派遣
第72航空隊司令 奥田幹雄一等海佐
HEM-Net理事 西川渉
全自衛隊の3分の1の急患輸送
総重量10トンの大型機を使用
始まりは1961年に飛行艇で
歴史的背景をもった緊密な連携
患者輸送も海上警備行動も変わりはない
・HEM-Net Up To Date
北海道で医療ジェット(メディカルウイング)の研究運航開始
北海道新聞 2011年11月16日
札幌 丘珠空港
北海道航空医療ネットワーク研究会 会長 浅井康文札幌医大教授
ドクタージェット
メディカルウイング
医療機器等を装備した固定翼機
ドクターヘリのジェット機版
患者搬送 医師搬送 臓器搬送
ドクターヘリが結ぶ小学生とフライトドクターの心の絆
ドクターヘリ議員連盟総会が開催されました
厚生労働省 国土交通省 総務省 施策の進捗状況
國松理事長 ドクターヘリ支援事業
ドクターヘリの全国的配備の推進に関する決議
山陰中央新報 2011年12月11日
ドクターヘリ展望探る 出雲 支援体制整備など指摘
損保ジャパンちきゅうくらぶ社会貢献ファンドからの寄付