認定NPO法人
救急ヘリ病院ネットワーク
HEM-Net

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HEM-Net創立10周年記念シンポジウムを開催
2009.06.29

 

 

 HEM-Netは去る6月27日午後、創立10周年を記念して「ヘリコプター救急新時代」と題するシンポジウムを開催した。プログラムの内容は別項のとおりだが、およそ170人の医師、看護師、救急隊員、自治体職員、HEM-Net会員など、ヘリコプター救急に関心を持ち、その普及を望む人びとが参加、熱気あふれる討議を展開した。
 詳しくは以下の新聞記事に見られるとおりである。いずれ詳細な記録をまとめ、関係者に配布する予定になっている。

【毎日新聞 平成21年6月28日 朝刊】

ドクターヘリ普及シンポ―NPO10周年で

 ドクターヘリの普及を目指すNPO「救急ヘリ病院ネットワーク」(略称・ヘムネット)が27日、設立10年を記念して「ヘリコプター救急 新時代」と題したシンポジウムを千代田区一番町の全国町村議員会館で開いた。ドクターヘリの全国配備の実現に向けた課題について話し合った。

 国松孝次理事長のあいさつに続いて、作家の柳田邦男さんが基調講演した。パネルディスカッションでは、救急医療に携わる専門家5人が、現場で感じている課題を提示した。

 01年からドクターヘリを運用している日本医科大千葉北総病院の益子邦洋教授は、ドクターヘリが小児救急や周産期医療、災害医療、へき地医療に必須であると指摘。その上で「(ヘリに同乗する)フライトドクターや看護師を養成するため、実際に搭乗して学べるシステムが必要だ」と話した。聴衆からは「119番通報を受けた段階でヘリを要請できる環境を整えてほしい」(消防署員)などといった意見が出された。【合田月美】