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道南ドクターヘリ、来年2月16日運航開始 11月までに合流点を選定<北海道新聞>
2014.07.18

   道南18市町や医療機関などで組織する道南ドクターヘリ運航調整委員会(浅井康文委員長)は16日、ヘリの運航開始を来年2月16日とする方針を決めた。ヘリが着陸して患者を乗せた救急車と合流する地点「ランデブーポイント」の候補を11月までに選定、同月からは各自治体消防と医療機関、運航会社による飛行訓練も始める。

 函館市内のホテルで16日開かれた同委員会の会合には、各市町の担当者や消防、医療関係者ら約70人のほか、ヘリ運航会社に決まった鹿児島国際航空(鹿児島市)の担当者も出席した。

 ドクターヘリ導入をめぐっては、函館市が現在、基地病院となる市立函館病院で屋上ヘリポートに直結するエレベーター増設工事を進めている。会合では、ヘリ出動の指示を出す運航責任者が詰める通信センターを同病院内に設置、ヘリ格納庫を函館空港内に10月をめどに整備するなどの方針も確認した。

 学校や公共施設敷地内への設置が想定されているランデブーポイントの選定については、各自治体消防と関係機関でつくる部会で検討を重ねる予定。ヘリの飛行訓練は冬場にも行い、雪上での離着陸なども確認する。函館市病院局の吉川修身局長は会合の席上、「ドクターヘリの最大の利点は、短時間で現場から患者を搬送できること。これを生かしつつ、安全運航を心がけてほしい」と語った。(2014年7月17日 北海道新聞)