5日午後4時50分ごろ、那覇市おもろまちの新都心公園に、急患を運ぶドクターヘリが着陸した。着陸の10分ほど前には協力を呼び掛けるアナウンスがあり、休日で多くの人がいたが、たこ揚げなどを中断し、搬送を見守った。
那覇市消防本部によると、ヘリは粟国島から100歳代の女性を救急搬送した。女性を救急車に運び終えると、ヘリは内部を公開し乗員が業務を説明。子どもたちは思わぬ出来事に興奮気味に見入り、周囲では記念撮影する人もいた=写真。約30分後に離陸した。
友達とキャッチボールしていた真和志高2年の平田盛晃君(18)は「放送でヘリが着陸すると聞いて驚いた。こんなこともあるんですね」と話した。那覇市内には急患搬送のためのヘリ着陸地点が、奥武山公園や与儀公園など7カ所ある。(2014年1月6日 沖縄タイムス)