七月から運航がスタートする県ドクターヘリの訓練が二日、土浦市の桜川河川敷などで行われた=写真。
表筑波スカイラインで乗用車の自損事故があり、三十歳男性が大けがを負ったという想定。出動要請を受けたドクターヘリが水戸市から土浦市藤沢地区の新治中学校グラウンドに急行して男性を収容し、五分余り飛行して佐野子地区の桜川河川敷に到着。待ち構えた救急車に男性を移し、市内の土浦協同病院に搬送した。
訓練には土浦消防本部から二十三人の署員が参加。責任担当者は「素早い応急措置のために医師がヘリに同乗するのが心強い。連携が大事です」と話していた。 (塙幸雄) (2010年6月3日東京新聞)