改築された徳島県立中央病院(徳島市蔵本町1)が9日に開院する。外来の診療は午前8時半から始める。がんや周産期、救急などの高度医療に重点を置いており、外来は、かかりつけ医の紹介状を持った患者を主に受け入れる。
新病院は免震構造の鉄筋コンクリート9階建て延べ約3万7千平方メートル。内科や外科、産婦人科、小児科、救急科、放射線科など既存の21科に、神経と血液、糖尿病・代謝の3内科を新たに加えた。
病床数は旧病院の500床から460床に減らした。内訳は個室169室、2人部屋4室、4人部屋48室、集中治療室10床、新生児集中治療管理室6床、継続保育治療室6床など。各病室の広さを1・6倍にし、4人部屋は窓を多く設け、廊下側のベッドからも屋外の景色を見やすくするなど、患者に配慮した造りになっている。
ドクターヘリも新病院を基地に9日から運航を開始。県内全域と淡路島をエリアに午前8時から日没まで運航する。
(2012年10月8日 徳島新聞)