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ドクターヘリ 全国初24時間365日<読売新聞・埼玉>
2009.07.29

 県は28日、ドクターヘリが運航していない早朝・夜間帯に、県防災ヘリコプターで補う「24時間ドクターヘリ体制」をスタートさせた。県によれば、国内のドクターヘリはいずれも日中のみの運航で「24時間365日体制」が整うのは全国初。

 県は2007年、ドクターヘリを導入したが、医師の確保の体制の問題から、活動は午前8時半から日没30分前までに限られていた。

 今後は、早朝・夜間に重篤患者が発生した場合、県防災ヘリが川島町の防災航空センターを出動。埼玉医大国際医療センター(日高市)で医師や看護師を乗せ、救急現場へ向かう。その後、患者の治療などを行いながら同センターまで救急搬送する。 

 県によると、消防防災ヘリが24時間待機しているのは埼玉県のほか、仙台市と東京消防庁のみ。ドクターヘリの365日24時間体制は、同庁が島しょ部で行っているほかは全県レベルで全国初という。県医療整備課は「地域の救急医療体制の空白を防止し、患者の救命率の向上と後遺症の軽減を図れる」と期待している。

(2009年7月29日 読売新聞要約)

 

ドクターヘリの24時間運用開始 埼玉県夜間は防災ヘリ利用

 埼玉県は28日、「ドクターヘリ」の24時間運用を始めた。日中の専用機の運航に加え、夜間から早朝は防災ヘリを利用する全国初の試み。

 夜間に通報があると、県防災航空センター(川島町)から離陸した防災ヘリが、埼玉医大国際医療センター(日高市)で医師らを乗せて現場に急行。ヘリポートで患者を収容した後、医療センターに戻る。

 医師と看護師を提供する医療センターで24時間化に伴う増員がないため、現場の医師から「受け入れ態勢が不十分」との指摘もある。上田清司知事は28日の記者会見で「人員不足の申し出があれば検討するが、今のところ(そのような要望は)ないと話した。(2009年7月28日共同通信要約)