県は来年1月から、医師や看護師が乗り込む救急医療用ヘリコプタター「ドクターヘリ」が稼働すると発表した。熊本赤十字病院を基地に運航される。
ドクターヘリは、早期治療が必要な救急現場への迅速な出動が主な目的。01年7月に導入された防災消防ヘリ「ひばり」は主に患者の病院間搬送を担うが、それぞれが対応できない場合は役割を補完する。また円滑な連携のため、双方のヘリ要請の窓口は県防災消防航空センターに一本化する。
ドクターヘリの運航経費約2億1000万円は国と県が補助する。県は重い傷病者の救命率の向上や後遺症の軽減を目指している。【勝野俊一郎】(2011年11月18日毎日新聞)