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患者15%救命 運航10年で5万回 <毎日新聞>
2011.09.22

 ヘリコプターに医師が同乗し、患者を治療しながら病院へ運ぶ「ドクターヘリ」の出動件数が、運航開始から10年を迎えた今年、7月末で5万回を超えたことが、日本航空医療学会のまとめで分かった。

 同学会によると、運ばれるのは極めて重篤な状態の患者がほとんどだが、少なくとも15%の患者を救命できたといい、これらの実績をドクターヘリの普及に役立てる考えだ。

 同学会によると、01年4月に岡山県(拠点病院・川崎医科大付属病院)でスタートしたドクターヘリの運航事業は現在、23道府県で27機が配備されている。

 01年に874回だった年間の出動件数は毎年増加、昨年度は9452回に上り、累計の出動件数は今年7月末で5万1113回となった。【合田月美】

(2011年9月22日毎日新聞)