5月26日(月)参議院議員会館会議室において、ドクターヘリ推進議員連盟総会が開催されました。HEM-Netからは篠田会長・鷺坂理事長、伊藤理事が出席しました。田村会長代行の挨拶のあと議事に入り、厚生労働省から「ドクターヘリ導入促進事業・実績推移・運航経費・大規模災害時における体制構築に係る指針の改定」について説明があり、続いて国土交通省からは「航空整備士・操縦士の人材確保・活用に関する検討会・最終とりまとめ、及び4月の回転翼航空機の航空事故」について説明がありました。そのあと各関係団体からそれぞれの発表があり、活発な議論・情報交換がされました。
HEM-Netとして、鷺坂理事長から4月の医療搬送用ヘリの航空機事故への対応として、ドクターヘリに従事する医療クルーに対し、洋上不着時対応訓練の受講費用の一部補助、また 昨年12月3日に開催したシンポジウムで、能登半島地震災害におけるドクターヘリの活動等についての説明と、提言として 大規模災害時におけるドクターヘリの運用体制構築に係る指針について、各都道府県が平時から確実に体制構築を図ること、他機関のヘリとの運用調整の一層の強化、災害拠点病院のヘリポートの実態把握と改善について発表がありました。
また 日本航空医療学会からは、HEM-Net副理事長でもある猪口理事長から「令和5年度ドクターヘリの運用状況」及び「医療搬送ヘリの事故に関連したアンケート調査結果」などの紹介がありました。
議員連盟の複数の議員から、連盟として持続的な安全運航体制の確保のための予算獲得に強力に取り組んでいく必要があること、また昨今の運航会社の話題も意見として出されました。
最後に「ドクターヘリの安定的かつ持続的な発展のための決議」(別添付)がなされ、森屋事務局長の挨拶のあと終了しました。
ドクターヘリ推進議員連盟総会が開催されました
2025.05.30