医師が同乗する救急医療用のヘリコプター（ドクターヘリ）の円滑な運航を目指す「運航調整委員会」が６日、壬生町の独協医大病院で開かれ、委員長の北島敏光同病院長は、ドクターヘリが来年１月２０日に運航を開始すると報告した。また、出動要請基準などを定めた運航要領を正式決定した。
会合には県や消防、病院などの関係者約３０人が出席。運航マニュアルが配られ、県の担当者が県消防防災ヘリとドクターヘリの役割分担や連携などについて説明。出席者から運航について質問が相次いだ。会合後、出席者は病院横にあるヘリポートでドクターヘリを視察した。
１２月中に県内５カ所で事前シミュレーション訓練を実施し、１月２０日午前１０時から記念式典を予定している。ドクターヘリは、同病院を基地に、２０分以内で県内のほぼ全域に到着できる。【山下俊輔】
（2009年11月7日 毎日新聞 ）