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ドクターヘリ、釧路で就航式  <読売新聞>
2009.10.06

ドクターヘリが、5日に道東圏で就航する。今月中には道北圏でも就航が予定され、道内を3機でカバーする態勢が整う。釧路孝仁会記念病院(釧路市)で3日、高橋はるみ知事らが出席して就航式が行われ、高橋知事は「道東の方の命が1人でも多く救われると思うと胸がいっぱいになった。大きな一歩だ」と話した。

 道東圏のドクターヘリは、釧路・根室支庁管内13市町村をカバー。100キロ離れていても、30分で搬送が可能になる。離着陸場所は救急救命センター機能を持つ市立釧路総合病院(同市)と、給油や格納庫の機能を持つ釧路孝仁会記念病院で、28人の医師が交代で搭乗する。ドクターヘリは年間、約300件の出動が想定され、将来的には十勝、北網地区の一部もカバーすることが検討されている。

 同市内のホテルでは、講演会が開かれ、高橋功・手稲渓仁会病院救命救急センター長は、「要請判断する消防は、積極的に出動要請してほしい。ヘリ専従の医師確保も必要」と課題を語った。

 (2009年10月4日 読売新聞要約)