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長崎:県島原病院 駐車場にヘリポート ドクターヘリ運用開始 <西日本新聞>
2009.07.13

島原市下川尻町の県島原病院で10日、駐車場をヘリポートに利用するドクターヘリの運用が始まった。救急出入り口の近くに降下しダイレクトに患者を搬出入できるため、従来より約10分の時間短縮効果があり、早期治療につながると期待されている。

 ドクターヘリは救急専用の医療機器を装備し、専門医と看護師が同乗。消防機関などの要請により現場に向かう。県内では2006年12月から運用が始まり、大村市の長崎医療センターに基地がある。

 島原病院はこれまで、ドクターヘリからの患者受け入れや、他の病院への転送時には島原市船泊町のヘリポートまで救急車を走らせてきた。今年5月までにドクターヘリによる同病院への搬送は31件、他病院への転送は15件あった。

 同病院の松下邦広・企画経営班係長は「ストレッチャーに載せ替える手間が減り、救急患者の負担低減にもつながる」と話している。

(2009/07/11付 西日本新聞朝刊)