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鹿児島県ドクターヘリ県境越え 熊本で初の搬送訓練(南日本新聞社)
2013.09.18

 鹿児島県ドクターヘリが、県境を越え熊本県の医療機関へ患者を搬送する訓練が17日あった。熊本県の医療機関との訓練は初めて。鹿児島県がドクターヘリ搬送受け入れを熊本県に依頼し、同県が了承したことを受けたもの。10月1日から、同県内の6医療機関が鹿県ドクターヘリを受け入れる。
 熊本県内の協力病院は、人吉総合病院(人吉市)、水俣市立総合医療センター、熊本市の熊本赤十字病院、済生会熊本病院、国立病院機構熊本医療センター、熊本大学病院。水俣市立総合医療センター以外はヘリポートを備えている。
 これまでも伊佐市や出水市など北薩地域から、水俣や人吉市内の病院へ救急車搬送が行われている。ドクターヘリ乗り入れで、より迅速な対応が可能となる。熊本県から鹿県への患者搬送は行われない。
 17日は、鹿県ドクターヘリが3医療機関へ搬送訓練をした。このうち人吉総合病院では、屋上ヘリポートに伊佐市の県立北薩病院から約5分で到着。医師や看護師ら約20人が参加し、患者の搬出入訓練を繰り返した。
 鹿県ドクターヘリは、宮崎県については4月から、県境を越えた相互のドクターヘリ搬送を展開している。7月末までに鹿児島から11件、宮崎から1件を搬送している。(2013年9月18日 南日本新聞社)