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高速道離着陸可能に 群馬〈読売新聞〉 
2013.07.21

 県は17日、高速道路の本線上でドクターヘリを離着陸させるためのマニュアルが完成し、18日から運用を始めると発表した。事故現場の近くでヘリを運用できるようになることで、救命率の向上が期待できるという。

 マニュアルは、関越道で昨年4月に乗客7人が死亡したツアーバス事故を受け、ドクターヘリを運用している前橋赤十字病院や県警、消防本部などで活用するために作成を進めてきた。北関東道や関越道など県内4路線の計359キロ・メートルを100メートルごとに区分し、反対車線で速度規制か通行止めを行えば離着陸できる可能性のある約41%の地点を選定。実際にヘリを運用する際に必要な連絡先や手順などを定めた。

 ドクターヘリは、従来は関越道赤城高原サービスエリア(SA)や上信越道横川SAのヘリポートなどを利用できるだけだった。県医務課は「離着陸可能な場所を見極めてヘリを運用できれば、救急・災害医療体制の向上が期待できる」としている。

(2013年7月18日 読売新聞)