県が運用するドクターヘリの運航記念式典が12日、広島市西区観音新町の広島ヘリポートで開かれた。今月中は県内の消防機関との連携訓練を兼ねた試験運航を続け、5月1日から同市南区の広島大学病院を基地病院として本格運用を開始。同乗する医療チームとともに同ヘリポートで待機する態勢となる。
式典では、湯崎英彦知事が中国5県のドクターヘリ相互乗り入れに触れ、「5県で連携して県民の安心を広げていきたい」とあいさつした。
県のドクターヘリにはパイロットと整備士のほか、医師2人と看護師1人のチームが搭乗。通常は消防機関からの要請で出動し、救急車から患者を引き継いで救急医療を施しながら協力病院に搬送する。(2013年4月13日産経ニュース)