昨年11月25日に開催した「ドクターヘリと消防防災ヘリのコラボレーション ―東日本大震災の教訓を踏まえて」と題するHEM-Netシンポジウムの報告書とそこでの議論に基づいた「大災害時におけるドクターヘリの活用に関するHEM-Net提言」が出来あがりました。
シンポジウムにおいては、関係官庁等の担当官、救急医療の専門家にお集まりをいただき、先の東日本大震災の折に得られた教訓を汲みながら、大災害時におけるドクターヘリの活動基準はなにか、また、ドクターヘリと消防防災ヘリは、災害の現地で、どのように連携すべきか等、まだ未解決の課題について、議論しました。
そして、HEM-Netは、このシンポジウムでの討論を踏まえて、大災害時におけるドクターヘリの活用のあり方について、HEM-netとしての提言をまとめました。
今回取り扱ったテーマは、ドクターヘリの配備が進み、その全国ネットワークが完成していくにつれて、益々重要な課題として浮上してくるものと思われます。
本報告書と「HEM-Net提言」をご一読いただき、本課題についての貴重なご意見をお寄せいただければ幸いです。