HEM-Netシンポジウム
救急自動通報システム(D-Call Net)の「これまで」と「これから」
のオンライン開催について(案内)
ドクターヘリと自動車のテレマティクスを連携させた救急自動通報システム(D-Call Net)は、世界初のシステムとして、試験運用から6年、本格運用から3年半が経過し、既に約220万台(2021年3月末)の乗用車に搭載されるまでになり、その台数は日々増加しています。D-Call Netは、交通事故時の救命救急に係わる消防と病院の情報共有に日々有効に活用され、ドクターヘリの一刻も早い現場到着に役立っており、既に救命事例も報告されています。
しかしながら、D-Call Netは、新車に装置を搭載する仕組みであるため、全車両にいきわたるまで10数年を要し、折角のD-Call Netが一般車両に広がらない要因の一つとなっています。
このため、既に使用中の車であっても、また、乗用車に限らず軽トラックであっても利用できるD-Call Netの出現が切望されてきたところであります。このような中、自動車保険会社は、近年急速に普及する通信型ドライブレコーダーを利用して交通事故発生を消防機関に通報するサービス(後付け事故自動通報システム)を開発し、提供するようになりました。HEM-Netは、急速に約100万台(2021年3月末)に普及したこのサービスをさらに拡充して、使用過程車のあらゆる車種に搭載可能な画像活用型救急自動通報システム(第2種D-Call Net)の実現に向けた調査研究を開始しました。
本シンポジウムは、「これまでのD-Call Net」(第1種D-Call Net)を総括し、第2種D-Call Netを含む「これからのD-Call Net」の発展のため、諸課題を共有して解決策を模索するために開催することといたしましたので
奮ってご視聴くださいますよう、ご案内申し上げます。
HEM-Netシンポジウム
救急自動通報システム(D-Call Net)の「これまで」と「これから」
日 時 : 2021年12月7日(火) 13:00~15:00(2時間)
(挨拶5分、基調講演20分、講演35分、パネルディスカッション60分)
開催方式: オンライン開催
開催要項
司会 岩貞るみこ
(HEM-Net理事、モータージャーナリスト )
1.開会の挨拶 (5分) HEM-Net理事長 篠田 伸夫
2.基調講演 (20分): 画像活用型救急自動通報システム(第2種D-Call Net)の実現に向けて
宮嵜拓郎(HEM-Net理事、一般社団法人ドライブレコーダー協議会前会長)
3.講演(各10分程度、計35分)およびパネルディスカッション(60分)
-講演-
篠原 歩(国土交通省自動車局技術・環境政策課 課長補佐)
事故自動通報装置搭載車のアセスメントと事例調査について(仮題)
本村 友一 (日本医科大学千葉北総病院救命救急センター医師)
ドクターヘリ出動事案から見たD-Call Netの効果と課題(仮題)
石川 博敏(HEM-Net理事)
新車搭載の車載器型救急自動通報システム(第1種D-Call Net)の総括(仮題)
-パネルディスカッション:D-Call Netをどのように発展させるべきか-
コーディネーター
益子 邦洋(HEM-Net理事、D-Call Net研究会会長)
視聴希望の方はクリックし、URLもしくはQRコードからお申し込みください。
問い合わせ先:(Tel:03-3264-1190 Mail:jimu@hemnet.jp)