静岡県は3月3日、伊豆南部地域へのドクターヘリの夜間運航について、専用経路を設定し管制官の指示で飛行する「計器飛行方式」での運航をめざし、2010年度、国土交通省と事前協議に入る方針を明らかにした。
静岡県はドクターヘリの夜間運航はについて、2008年度から専門家による検討を続けてきたが、「安全な運航を確保するには専用経路を設定し、計器飛行方式による運航が妥当」との結論に至った説明している。現在、経路を開設する立場にある国交省への要望に向け、航空支援施設の場所や患者にとって負担の少ない高度や飛行時間など「総合的に勘案して検討が進められている」と述べた。
一方、パイロットや機体の確保、夜間ヘリポートの確保に向けた地元との調整など、課題解決に「相応の日時を要する」との見通しを示しつつ、「早期実現に向け最大限の努力をする」とした。
県厚生部によると、ドクターヘリの夜間運航が実現すれば全国初。
(2010年3月4日 静岡新聞要約)