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ドクターヘリ、隣県も応援・・・関東3県連携<読売新聞>
2010.12.10

栃木、群馬、茨城の北関東3県が来春にも、県境を超えたドクターヘリの広域連携運用を始める。

 ドクターヘリを持つ3県が助け合うのは全国初で、自県で出動要請が重なった場合、隣県に応援を求められる。関西でも連携運用が検討されており、空の救急医療の広域化が全国的に広まりそうだ。

 3県のドクターヘリは、群馬県の前橋赤十字病院、栃木県の独協医科大病院、茨城県の国立病院機構水戸医療センターと水戸済生会総合病院が、県の委託で運航している。

 ドクターヘリには、国とともに県が費用の半額を負担していることから、3県では他県への出動は想定していなかった。しかし、出動要請が重なり対応できなかったケースが、茨城県で、今年7月の導入後5か月で10件、栃木県では今年度15件あったことなどを踏まえ、各県は、連携運用は、より県民の救命救急に役立つと判断した。(2010年12月8日読売新聞)