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宮城全域30分で 運航開始<河北新報>
2016.10.29

 宮城県の救急医療用ヘリコプター「ドクターヘリ」の運航が28日、始まった。県内全域を30分程度でカバーし、東日本大震災で被災した県土の救命態勢向上を図る。
 仙台医療センター(仙台市宮城野区)と東北大病院(青葉区)を交互に基地病院とし、消防機関の通報で出動。医師や看護師が同乗して臨時着陸場に向かい、救急車で運ばれてきた患者を医療機関に送る。早期の治療開始で救命率向上や後遺症の軽減が期待される。
 運航時間は日中。臨時離着陸場は公共施設の駐車場や学校のグラウンドなど全市町村に計379カ所設ける。ドクターヘリ導入は47都道府県で39番目。
 医療センターに整備された格納庫で就航式があり、村井嘉浩知事は同センター隣接地のJR仙台貨物ターミナル駅敷地に整備する広域防災拠点との連携を挙げ「医療救護活動で大きな役割を発揮することを期待したい」とあいさつした。(2016年10月29日 河北新報)