HEM- Net では１２月１４日、会場参加とオンライン視聴のハイブリッド方式で「病院前医療におけるドクターカーの活用等」と題してシンポジウムを行いました。
少子高齢化が進行する中での地域医療や広域医療の在り方を考える場合、全国展開したドクターヘリの病院前医療における役割はますます大きくなっています。しかしながら、現行のドクターヘリについては、人口周密地域での対応、夜間対応、多重事故対応等まだまだ課題も多く、ドクターヘリ同様に病院前において傷病者に早期に医療を提供できるドクターカーをより活用すべきでは、との意見もあるところです。そこで、病院前医療におけるドクターカーの役割等について議論するため、シンポジウムを開催しました。
当日は、今明秀全国ドクターカー協議会代表理事が基調講演を行い、その後、北村伸哉ドクターヘリ連絡調整委員会委員長をコーディネーター、猪口貞樹日本航空医療学会理事長、横堀将司日本医科大学教授、松岡利満船橋市消防局救急課長、森恩厚生労働省地域医療計画課災害等救急時医療・周産期医療等対策室長をパネリストとしてパネルディスカッションを行い、ドクターカーの現状、導入にあたっての課題、今後の展望等について議論を行いました。最後に篠田伸夫会長が閉会挨拶を行って終了しました。
昨年に続きハイブリッドで開催しましたが、会場参加者47名、オンライン参加者320名の計367名と昨年を上回るHEM-Netシンポジウム最多の参加者となりました。