12月13（月）、参議院議員会館会議室においてドクターヘリ推進議員連盟総会が開催され、HEM-Netからは國松会長、篠田理事長、小濱副理事長、伊藤理事が出席しました。
尾辻会長の挨拶の後、議事に入りました。
議事は「ドクターヘリを巡る現状について」で、関係省庁、関係団体からそれぞれ発表があり、活発な議論が展開されました。
HEM-Netからは、篠田理事長が、ドクターヘリ特別措置法第3条第2項第３号（注）とHEM-Netプラザ10号、11号を用い、ドクターヘリの広域連携に関して「生活圏優先主義」と「自県優先主義」を対比し、県境の市町村の住民の命を守るためには「生活圏」を重視すべきである旨、訴えました。
議員連盟の複数の議員からも「基本的には地方自治体が検討すべきだが、国としても生活圏優先主義にすべく促していくべき」との意見が出され、その結果、総会決議として、添付のとおり「ドクターヘリの使命に鑑み、・・・「生活圏」を優先することを十分検討するよう各都道府県に促すこと。」が盛り込まれました。この決議は厚生労働省に対する議員連盟としての意思表示です。大いに活用していただきたいと思います。
（注）ドクターヘリ特別措置法第3条第2項第３号：
「救急医療用ヘリコプターを用いた救急医療の確保に関する施策は、地域の事情に応じ都道府県の区域を超えた連携及び協力の体制が整備されることに留意して行われるものとする。」
推進議員連盟決議