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6月運用 島根県、医師不足受け前倒し<中国新聞>
2011.03.11

 島根県は9日、医療用ヘリコプター(ドクターヘリ)を6月から運用する方針を明らかにした。医師不足が深刻な現状に考慮し、給油施設などの完成を前に、運航をスタートする。

 ドクターヘリは県内の消防機関の出動要請を受け、医師と看護師を乗せて現場に急行する。県立中央病院(出雲市)の屋上に待機し、出動時間帯は原則として午前8時半~午後5時15分。出動エリアは県内全域とし、最大約40分以内で現場に到着できる。

 機内には人工呼吸器や自動体外式除細動器(AED)を搭載し、患者の救命治療に当たる。搬送先は県内18病院から、症状などに応じて決める。

 県は、9月にドクターヘリ用の給油施設を県立中央病院に建設。11月に出雲空港(斐川町)に格納庫を設ける予定でいる。両施設の完成までは出雲空港で給油と夜間の屋外駐機をして対応する。

 機材繰りや人員配置など、ドクターヘリの運用はセントラルヘリコプターサービス(愛知県豊山町)に委託する。委託費など関連事業費は2011年度、約2億2千万円を見込む。

 この日、県や県内の病院、消防本部などでつくる県ドクターヘリ運航調整委員会の第2回会議があり、県が運航要領を説明した。

 県医療政策課は「県民や医療機関のニーズを受けて早期の開始を決めた。安全運航に努めたい」としている。(樋口浩二)(2011年3月10日中国新聞)