D-Call Netは、2015年11月から試験運用を、2018年度からは本格運用を開始し、当初は中・大型乗用車に搭載されていましたが、最近では小型乗用車や軽自動車にも搭載されており、2022年12月末現在、搭載車は417万台となっています。
D-Call Netが提供する事故発生場所、衝突状況、車内乗員の死亡重症率などの情報は、全国の消防本部とほぼ全てのドクターヘリ基地病院に提供されていますが、これまで利用者向け解説書はありませんでした。
そこで、D-Call Net研究会のもと、D-Call Netの研究開発と広報活動を継続しているD-Call Netステアリングコミッティ(自動車メーカー7社、接続機関4社、事務局HEM-Net)では、D-Call Netの仕組みとその効果、運用方法などの要点をまとめた解説書(2023年4月第1.0版)を作成し、全国の消防本部に配布しました。